
全然だめ
2005 年 3 月 13 日(日)
御前崎菊川河口
晴れ
Sail:CORE 5.3(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 255
Sail:CORE 4.1(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 255
夜中の三時を少しまわったばかりだというのに、菊川のプールサイド脇の駐車場は八割がた埋まっていた。めずらしい。今日が日曜だということもあるのかもしれない。昨日からの居残り組がいるのだろう。
車中で眠り、起きたのは十一時をまわったぐらいだった。
どうも思ったよりも風が上がってないような雰囲気だったので、睡眠を貪ってしまった。海を見ると、五人いるかどうかという人数しか出艇してなかった。風はやや弱いという感じ。波も小波だった。
セッティングされているセイルを横目でのぞくと、四の後半。
しばし迷って 5.3 とNG ACP 255の組み合わせをセッティングした。
十二時近くに海にでようとすると、ちょうどI附さんとすれちがうかっこうになった。
昨日はどうしてたの、というので寝てたと答える。
I附さんは昨日も菊川で乗ったらしい。3.7、頭半の波と聞いて無理にこなくてよかったな、と胸をなでおろす。
風は思った以上にない。
ビーチスタートし、ちょうど小波とはいえブレイクするエリアではまってしまった。ウォーターでリカバリーしても風がなさすぎてずぼずぼと板が沈んでしまう。ひさびさに菊川の河口まで流される。ふと気づくとボームジョー・クッションが失くなってしまった。
二週間ぶりということもあって身体は全然、動かない上、集中力にも欠けていた。
ブローはきつい感じなんだがな、という間に風が上がってくる。
ゲッティングアウトに成功してアウトに出たのはいいが、アンダーセッティングが裏目にでた。セイルが重い。あわててビーチまで戻ってセッティングをかえる。それでだいぶ楽になった。が、それも束の間だった。
あっ、という間にオーバーになる。
とてもじゃないが、乗れない。セイルを駐車場まで持って戻り、4.1 を張り直す。張っているうちにちょっと風が落ちてきているような気がして 4.7 にしようかとも思った。ところがI附さんが 3.7 の準備を始めたのを見てそのまま、4.1 を張る。セイルを担ぎ、海辺へ戻る。風は落ちてきていた。
失敗した。
十分、5.3 で乗れる風だ。いや、5.3 の方がいい。せめて 4.7 だ。
それでもそこでセイルを張り直す気にはなれなかった。裏目の裏になったら目もあてられない。いやいやながら 4.1 で出艇。なまじアウトにでれるのが、よろしくなかった。アウトで身動きできず、流される。
菊川の河口を越える。
千浜が近づく。
波打ち際を道具を引いて歩いて河口を風上へ越える。
しばし考えこむ。
浮力の板にするのが正攻法というものだろう。そうする気になれないのは予備のジョイントがないからだった。いったん、NG ACP 255 からジョイントを外さなければ、いけないのだ。
面倒だった。
それでも時々、風が上がる瞬間もあった。
うまくブローとかち合い、プレーニングした。
それはよかったのだが、フットストラップに足をいれる前に波から飛びだしてジャンプしてしまっていた。きれいに掘れた波だったのでそこそこの高さがでる。当然、両足は板から離れた。板がくるりと裏返る。やばい。着水のとき、フィンで足を切るかも。あわてて足を縮めて着水。
アンダーコンディションの上に、どうも身体の動きが鈍く、ちっとも楽しめない。
小波のウェイブも全般的にスピード不足でよろしくない。
一度、いい感じの腰ぐらいの波に出会ったのに、フロントにふらずにひとつ前の波を追ってしまった。ふりかえるとさっきの波がきれいに崩れているのを見て後悔しまくる。もしかしたらむちゃくちゃおいしかった波だったかも。
夕方近くに風がないコンディションで同じような波に再会でき、波には乗れたが、スピードがなくて上下できなかった。
踝大の波で何度かフロントにふったりはした。
ところがである。波がシフトしているのか、単純におれがへたくそなのか、ボトムから波まで戻れない。波の根元で板を返してばかり。ださい。
もっと浅くターンすべきなのか。
それとももっとスピードを、ということなのか。
一本だけ踝大の波のトップまで戻り、板を返せた。セイルの引きを強くし、前傾をとれた結果だった。ボトムターンがのびて波のトップまでゆき、板を蹴りこむ。ぎゅるんとターンし、多少はスプレーが上がったようだった。
それだけを唯一のいい思い出としてぼくは菊川をあとにしたのだった。
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Takehiro Yamada