やはり三連荘は大変だ




2005 年 1 月 10 日(月)
御前崎千浜東
晴れ
Sail:CORE 4.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 255 -> WAVE265(MISTRAL)



 ガストでモーニングセットを食べて菊川へ行ってみたところ、全日本選手権はまだ、やっていた。昨夜、S川さんとS田さんと、菊川で乗ろうといっていたのだ。全日本も終り、出場していた人たちはロングビーチに行くだろうから、と。
 あにはからんや。
 タイミングよくS川さんより連絡があり、千浜東で待合わせることに。
 行ってみると、昨日と同じくティアーズの面々、I附さん、H成さんたちがすでにいる。関東方面からの遠征組ばかりだった。
 風は吹いている。波はあいかわらずなし。膝腰ぐらいが時折。けれどうまい人はちゃんとウェイブするんだよなー。
 S田さんにセイルサイズを聞くと、4.7 を張るという。
 うーん。
 いずれにしても 4.1 か、4.7 というところか。
 H成さんたちT社軍団がやってきて(といっても三人くらい?)ぼくの新車をからかう。窓がない、と。かなりものめずらしいらしい。あいにく中途半端な深さの考えで購入したので色々たずねられてもこまってしまった。
「でもこれって地下室ですよねー」とH成さん。


 ぼくも 4.7 を張ってさぁ、海へというところで、声が聞こえる。
 風、落ちちゃってだれも走ってないよー、と。
 行って確認するとその通り。
 わー、今から 5.3 に張りかえるのもなー。しかたないので、NG ACP 255 とは別に、昨日と同じく、WAVE 265 を用意する。
 浜へつながる登り坂のところで、本栖湖でよく見かける人を見かけた。本栖湖では重量級でスラロームがやたら速い人だ。一昨年にも三浜で見かけた記憶がある(そのときはたぶん、F-WAVEに参加していたのだと思う)。


 正午ぐらいから 4.7 + WAVE265 で出艇。
 これで手持ちのセイルとボードは一通りこの三日間で使ったことになる。
 二往復で風が戻ってきて、4.7 + NG ACP 255へチェンジ。
 さすがに疲れが溜ってきているのか、テンション低目。完全フラットの本栖湖を懐しく思い出す。こんなときは道具を壊すか、怪我をするか、しやすいので、長目の休憩をいれながら乗る。やはり三連荘は辛いものがある。それとも、昨晩、一缶だけ口にしたチューハイのせいだろうか(そっちの可能性の方が高い)。
 とにかく基本からと思い、ジャイブを練習するつもりで海にでる。が、ちんたらモードのセイリングなので、ふと気づくと沈していて(ブローに前に投げ出されるようなものではなく、上りすぎで失速しての沈。一番なさけない)、ちっともジャイブにはいることもできない。
 いかんなぁ。気合いがはいってないなー、と思っていたら猛スピードで本栖湖で見かけた人にぶち抜かれてしまった。それだけではなく、他のセイラーからもびしばし抜かれる。あかん。


 何度目かの休憩のときに、山田プロがセイリングしているのを見た。
 ひとりちがう世界にいた。
 ボードスピードはむちゃくちゃ速く、ウェイブライディングもスピードがあってかっこよく決めていた。いつの間にか、肩ぐらいの波をつかまえるとバーチカルに近いラインでリッピングを決めたりするのだ。レースが速いだけではなく、ウィンド力がむちゃくちゃ高いのだということを思い知らせるセイリングだった。
 そして、やはりうまい人はボードスピードがあるという当たり前のことに気づく。荒れた海面を速く走れるということはコントロール能力が高いということなのだから。
 通常のセイリングでもスピードを出すことを心がけようと誓う。ただし、次回から。
 ボードスピードがあるということは上り角度がとれるということでもある。


 四時になり、日が翳りはじめた頃に波が腰ぐらいできちんとたちはじめた。
 風も上下するが、ちゃんとある。
 ビーチスタートしてゲッティングアウトしたところまではよかったのだが、頭がくらっとした。次の瞬間、空腹で腹が鳴った。エネルギーが空だ。今こそ脂肪を燃やせ、と自分に命じたが、血糖値が下っていてやばい。
 S川さんやS田さんはまだ、乗っていたが、上がることを決意。
 駐車場まで道具を運ぶだけでへろへろだった。
 途中、にこにこ顔のH成さんとすれちがう。
 出る前はあんなにテンション低そうだったのに。今日は乗れなくてもいいんです、とのたまっていたのに。
 H成さんいわく。
「いやー、楽しくて」


 えらい。


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Takehiro Yamada