ジャイブさまざま




2004 年 8 月 1 日(日)
本栖湖FUNビーチ
晴れ
Sail:Expression 6.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260



 N社S野さんのセイリングを見るのははじめてだ(もしかしたら全日本のとき、コースレースでパンピングしているのは見たことがあるかもしれない)。
 うまいんだろうなぁ、とは思っていた。
 それがいきなり、風上から下り気味のラインでブローの中をかっ飛んでくると、ギュイィィンと擬音したいほどのしなやかなカーヴィングでジャイブしていった。本日、一本目のアウトへ向かうときだ。
 かっこいい!
 思わず、声を上げて、それにつづいてぼくもジャイブにはいる。
 うおおっ、S野さんの三割にも満たないジャイブだぜ〜っ。哀しいぜ〜っ。


 今日は昨日に引きつづいての本栖湖だ。車中泊しての二日目である。
 昨日のメンツに加えてF島さん、S野さん、S永さんの逗子ホームゲレンデメンバーと、海老名フリート、T橋くん、T内くんがやってきた。さすが夏の本栖湖。顔見知りが集まる。残念ながらぽんぽんくじらさんは早目に帰ってしまうが。
 CBの合宿も引きつづき。今日はW辺さんがいる。
 十時をすぎて安定してないが、ブローがけっこう入りはじめていた。
 Uっちーが 6.2m2を張ろうかな、と迷うほどだった。
 時折、西けづくのが、ちょっと嫌な感じだったが。
 そろそろかな、とセッティング。出艇。その最初の一本が冒頭のシーンだったわけだ。
 ポートに返してS野さんを追う。全然、突き離されてしまった。二往復目のポートは強烈なブローだった。オーバーセイルがきつく一瞬、ふっ飛ばされそうになる。
 すごいぜ、今日の本栖湖は。
 が、それで終りだった。


 昨日と同じようなガスティ、シフティのコンディションになる。
 ほとんど無風になってセイリングしてられなくなって沈してしまうほどだった。
 軽量級、T、Uっちー、T内くんがそれでもよくプレーニングしていた。S野さんはブローを見てすばやくパンピングして走っている。
 F島さん、T橋くん、ぼくの重量級にはつらいコンディション。
 それでも時折のブローでプレーニング。レギュラーの南になったブローで上下を他艇にはさまれて走る。上はCBの人。下はT橋くんだ。ぼくは失速気味だった。上のセイラーがバルカンをきめ、T橋くんが下でキックジャンプをきめた。
 ぼくは沈した……。


 天気がいいので、いつレギュラーの南になって吹くか、と待つが、終日、いまいちの風がつづく。Tでもプレーニングしないほどだ。Tの微風ジャイブを二度ほど見て、彼に悪い癖があることに気づく。ワッキースクールでまちがいなく指摘されるだろうから黙っておくことにした。


 風はないのだが、それでもブローで何度か、プレーニングし、ビーチ間際でのジャイブをUっちーに撮ってもらえた。それだけで御機嫌だ。後半は失敗していまいちになったジャイブだったが、入りのところはかなりいけた、と思えたのだ。
 帰りにその写真を見せてもらう。
 一番、撮って欲しくなかった瞬間を撮られてしまっていた。
 セイル返し寸前にクリューファーストで風を入れて一瞬、リカバリーしているところだ。ださい。
 それを見たT橋くんいわく。いいじゃないですか。フリースタイルの技みたいじゃないですか。
 つづけて一言。
「ジャイブには見えませんよ」
 ジャイブだっちゅーに。


 最後まで南で吹き上がらず――一瞬、そうなりそうに見えたことはあったが――終了となる。


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Takehiro Yamada