I Will Survive




2003 年 11 月 22 日(土)
御前崎千浜東
晴れ
Sail:CORE 4.1(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 255->WAVE265(MISTRAL)



 朝、目をさますと菊川の駐車場は満杯だった。
 昨日から車中泊していたが、今日は「さくらキャンプ」があるということで菊川河口はにぎあうことがわかっていた。見ると、普段より圧倒的に女性のセイラーの数が多い。S野さんを見かけた。
 風はすでにはいっていて何人か海にでている。
 5m2 の後半という感じか。それでも昨日よりも風はある。波はすっかりなくなっていたが、膝腰ぐらいでクロスオン方向ではいってきていた。
 混雑を嫌って千浜東へ移動。ま、波に巻かれているところを異性に見られるのははずかしいということもあるが。
 千浜東につくまでに風が上がったらしい。
 右からの真サイドで 4.1 の暴風になっていた。
 4.7 と迷いながらも 4.1 をセット。NG 255 との組み合わせで海へ。
 セイルを左手、ボードを右手に持って波打ち際へとはいっていく。風が強すぎて右に傾ぐようにしている。いくらなんでも吹きすぎだろうという風。4.1 でもくそオーバーくさい。ビーチスタート。とにかく風下方向へ走れ――と落しぎみで波を越えていく。プレーニングしている。前ストラップに足、後ろはまだだ。崩れてくる波を風下へ落して逃げて越え、すぐに次の波も風下へ。その次になだらかだが、盛り上がった波がつづいていた。
 板がはねあがり、一瞬、ロデオになる。その空中にいたときだ。ストラップがデルリンから外れた。わけがわからない状態で沈。
 またかよ――と思いつつ、ビーチに戻り、対処した。今日は爪楊枝をデルリンにつめた。


 カレントは昨日とうってかわって逆方向のレギュラーに流れている。
 かなり速い。
 菊川で乗っていたら河口をこえて千浜西ぐらいまでの距離をあっさりと流されてしまっていた。


 ふたたび、海にはいった。
 が、風が足りなくてゲッティングアウトできない。板が沈む。クエスチョンマークが頭の上に点滅した。ビーチに上がって腕組みして考えた―― 4.7 ?
 じっとしていると、足元に褐色の帯になって砂が飛んでいく。
 吹いているよな、吹いている……すこっと風がなくなった。ガスティだ。
 昼に近づくにつれ、風は弱くなっていくようだった。F島さんから三浦は吹いていると情報がはいっていたので、北東風に押されているのか、と不安になってきた。午前中は一度もゲッティングアウトできず、昼飯。
 やはり昨日と同じく、WAVE265 にすべきか、と考えながら海をチェックしてみると、暴風モードに戻っていた。ここまで吹くと波のサイズはないけれど、ハードだ。けれど吹けば、プレーニングする。アウトに出れた。出れたのはいいが、インに戻ってくる間、波とシンクロできずに適当にレイルトゥレイルを一回してビーチに戻る。


 風が強く、波がぐしゃぐしゃと重なっている状態なので結構、やばい――時折、沈している人間が波間にいるのだ。ジャンプして真下に人なんざいたらアウトだ。視界は広く安全係数は多目に。
 ぼくが波が崩れるあたりで沈していると、とろとろと他のセイラーが風上側を抜けようとした。そこへ波。崩れる。やばい。瞬間、ぼくは頭を水につけた。後頭部を波に巻かれた固い感蝕のものが掠めていく……。
 平らになった海面で顔をあげるとさっきまで風上側にいたはずのセイラーが風下側に沈していた――ぼくの上を転がっていったのだった。


 アウトにでれなくなってきた――といってもそんなに回数、アウトにでれたわけではないのだが。一本でビーチに戻ってきてしまうし。
 風がかなりガスティに息にしはじめ、風が足りなくなってきていた。
 浮力のある板ならもしかしたらと思い、WAVE265 を出した。
 セイルを WAVE265 につけかえているとき、NG 255 のジョイントラバーが壊れていることに気づいた。セイリング中、パキッと変な音がしたのでもしかしたらとは思っていたけれど――それにしてもよく壊れるな(あとで判明したのだが、以前ジョイントラバーを交換したとき、純正以外のものをショップがつけかえていたためらしい)。
 4.1 とセイルは小さめのため、風をためれなくてパンピングしづらい。それでもなんとか、プレーニングして――何度目かに――アウトまででれた。インに戻ってきてバックサイドにふったら沈しているセイラーがいた。気づいて板を返す。
 風はもう上がらないだろうから、NG 255 は片付けようかな、と思っていたらいきなり風が吹き上がってふたたび、暴風モードへ。うっそおっ。
 しかたない。
 ジョイントごとセイルを NG 255 につけ直す。
 2本ほど、アウトにでて帰ってきた――そのあたりから風が落ちはじめた。


 ――終了。


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Takehiro Yamada