
吹いたけどつまらんかった
2002 年 8 月 10 日(土)
和田長浜
晴れ
Sail:CORE 5.3(NEIL PRYDE) Board:WAVE265(MISTRAL)->NG ACP 255
鎌倉、逗子を経由した。
波はない。風は充分そうだ。ウェイブの板に乗れるぐらい。
波を求めて長浜へ向かった。途中、葉山あたりの海は青く、白い波が刻まれて息を飲むほどの美しさ――ハワイのようだ。
長浜へ到着した。ウィンドのセイルはかなり沖合いに一枚――三戸浜あたりから出艇したスラロームだろう――。それ以外にはだれもでてなかった。しかし、海岸では数名がセッティングの最中だ。
風はある。
波はほとんどない。前回のときのような波はどこにもなかった。波を発生させる低気圧が太平洋にないためだろう。風波で膝ぐらいで崩れているところもあったが、そこは海水浴エリアだった。
ひさしぶりに 5.3 のセイルをセッティングした。
それと WAVE265 との組み合わせで出艇した。風はジャストアンダーという感じだった。エントリーする個所は岩場なので往生した。引き潮なので水位が低い。岩礁がでている。
とろい風波で――海水浴エリアのぎりぎり近くのうねりでレイルトゥレイルして遊ぶ。アウトにでるときはその同じとろい波がたまたま掘れているようなときにジャンプ――が、ポートのジャンプはどうも苦手だ。うまくない。
ジャイブ、セイリングをくりかえす。
海水はなまぬるく不愉快だったし、海水浴客のせいだろう、海がかなり汚れていた。藻とゴミが溜っているところがある――逗子のようだ。
うねりはおもしろくないと、踝だけど、崩れている波を求めて岩礁の先へいったら海底がすぐそこに見えた。あわてて背面エントリーで沈した。岩礁が背中に触れた。スプリングのウェットスーツを着ていてよかった――そうでなければ、擦過傷だらけになっていたかもしれない。
とにかく浅すぎるので、深いところまでセイルとボードを移動させた。そのときにウニを踏んだらしい。セイリングしているときに踵が痛みだした。すぐにビーチにあがってトゲを抜こうとしたが、身体が硬くて足の裏がよく見えない。適当に処置した。
――だから今でも踵の皮膚ごしに黒いものが見える。
休みながら乗りつづけた。
そうこうしているうちに、セイラーの数がふえてきた。といっても三、四人だが。
波がたっているところは基本的に浅くすぎるので、出艇するときもふくめて何度もスケグを岩礁にぶつけた。波に乗せようとウーチングしてたら前方で岩礁の突端がのぞき、そのまわりに渦が巻いていたりするのだ。
風は三時をまわるぐらいからオーバー気味になった。
乗れないほどじゃない――それよりもむしろボードのオーバーボリュームの方がきつい。板が暴れる。
スタボーでうねりにあわせてレイルトゥレイルをしながらインサイドに戻ってきたときのことだ。
潮が満ちはじめたのか、膝下ぐらいのうねりだった。バックサイドのトップターンで、セイルに裏風をいれる動きができて御機嫌でもう一発とボトムを切った瞬間、目の前に岩礁が見えた。よけれない――転がるように沈してなんとか事なきを得たが、そのとき、ボードがぶつかってしまっていたらしい。気づくとボードのデッキに穴があいていた。
しばらく考えて NG をだすことにした。
クロスオンショアなので、心理的な抵抗があるが、かわりのウェイブボードはこれしかない。セイルをつけかえ、出艇。WAVE265 のときよりもベアさせないとプレーニングにはいれないが、乗れる。むしろ板の暴れもなくなっていいぐらいだ。セイルのオーバーも感じなくなった。走る。しかし、ジャイブしてみて自分が今までボードの浮力にたよったジャイブをしていたか、知る。
沈をくりかえす。
そうやって海中にいると、ふいに右足に痛み。クラゲだ――アンドンクラゲ。長崎でイラと呼ばれるやつだ。くそっ。刺された。
ジャンプとジャイブをくりかえす。
それにしてもやはり NG は反応がいい――膝だけでプッシュしても板がカーヴィングする。でも波がないのでちっとも楽しくない。
五時をすぎ、半になる。
さすがに疲れた。あした浜名湖でレースだ。少しは体力を温存しておこうと、あがった。なのになぜだ。晩飯のとき、駐車場で車をぶつけてしまった。
うーむ。
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Takehiro Yamada