
SLALOM EXERCISE
2002 年 6 月 2 日(日)
本栖湖FANビーチ
曇り
Sail:V8 7.5(NEIL PRYDE) Board:DROPS 9'6"
本栖の湖面に北系の風がはいっていた。
これは外れるパターンかな、と思っていたが、昼近くになると北系の風は止まり、しばらくして南の風がはいりはじめた。その間、ぼくは V8 の破れたパネルを梱包テープでリペアしたり、岩橋プロがSさんのセイルのセッティングをアドバイスしているのを横で聞いたりして風を待った。
はいりはじめた風はまだ、弱く普通のスラロームではプレーニングしそうにない。
I田さんがフォーミュラで出艇する。9.0 + STAR の 95。走る。よく走る。Tもそれにつづいてフォーミュラで出た。ぼくはさすがにシェアーチップが壊れたセイルをだす気にはなれず、それを見ていた。
ビデオ撮影をはじめたI田さんにたのんでフォーミュラを借り受ける。
上ったり下ったり。
タックは昨晩、浩庵荘で岩橋プロのアドバイスをしたことを意識する。マストを持つ手は低く。たしかにそうするとタックは格段にしやすくなった。
I田さんの STAR はぼくが所有する FALCON 90 よりも柔らかい乗り味だった。そして、よく走る。よく上る。Tと数本、あわせてみてきちんとプレーニングしている状態なら瞬間的にTの FALCON 100 よりも上り角度をとることができた。遜色ない。ただ、セイルサイズとボードボリューム、それに乗り手の体重の差だろう。プレーニングを維持できないため、全然、Tに負けてしまった。
そのあと、ぼくが下りたI田さんの道具に、岩橋プロが乗った。
Tとあわせる。
だいたい岩橋プロが先行していた。必死にTも食いさがっていたが――それを見ていて思った。ぼくとTの差は腕の差も大きのかもしれない、と。
スラロームには充分な風がはいりはじめた。
F島さんが岩橋プロの用意したミストラルのスラロームに乗っていたく感動している。本栖湖はやっぱりスラロームだねぇ、と。ぼくも自分の道具で湖面に出た。最初の何本かのジャイブで失敗をくりかえす。セイルを返すタイミングをすっかり忘れてしまっていた。早くセイルを返そうとして失敗している。昨日はできたんだがなー。頭の中でタイミングを補正してなんとか沈はしなくなる。けれど、セイルを返した瞬間、体重がボードのテイルに残っていて失速している。
なかなかビデオ撮影している水面にいけない――K山さんがつねにその水面でセイリングしている。T嶋さん、I村さん、Sさんなども見かけ、スラロームにかえたTも見た。
やたら奇声を上げているのは去年、ロングボードでキックジャンプしていた外国人だ。今年はショートボードに乗っている。
ぼくはだれかを抜いてやろうと、必死に乗ったが、だれも抜けなかった。
特にターゲットの第一、第二候補のSさんとTについていこうとするも、艇速差はほとんど感じられない――Tはだいぶんトップスピードがあるようになった。ボードを変えたSさんはちょっとまずいかもしれない。抜かれかねないぐらいの艇速を感じる。
というわけで、Sさんの道具を借りて乗ってみた。
ちょうど風が落ちたタイミングだったので、あまりプレーニングすることはなかったが、何本かは乗れた。セイルのせいもあるのかもしれないが、速い。乗り方やセッティングをつめた状態でもないのに、かなりの艇速だ。ぼくの DROPS 9'6" と同じくらいはあきらかにでている。もしかしたら少し速いかもしれない。
――やばいなぁ。
夜には浩庵荘で今日一日、撮影したビデオを見ながら岩橋プロがいろいろとアドバイスをしてくれた。
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Takehiro Yamada