
今年は厄年
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2002 年 5 月 6 日(月)振替休日
三浦菊名海岸
曇り
Sail:CORE 5.7->V8 7.5 (NEIL PRYDE) Board:WAVE265(MISTRAL)->DROPS9'6"
左ななめ沖合いから白波を蹴立てて北東風が吹きつけてくる。
津久井浜の方ではすでに十艇近くが出艇していてセイルが右へ左へと走りまわっていた。菊名海岸前のセイルの動きが悪いのは津久井浜よりも風のはいりがよくないからだが、風は充分。7.5 ではオーバーな風だった。
6 平方のセイルエリアは持たないため、頭を抱えてしまった。
一瞬、迷った末、ウェイブを出す決心をした。セイルは 5.7。セッティングし終えて顔を上げたとたん、嫌な予感がした。風が落ちはじめていた。渋い顔になる。
ブローを拾えば、プレーニングぐらいできるだろう――そう思って出艇した。
いつもよりも風がオンに振れている。
右手の暗礁の手前でタックして左の暗礁まで行ってまた、タック。その位置から上ぼりのラインをとりながら右手の暗礁を越える。越えた瞬間、がんっ、と板が急停止して前に投げ出された。水面下の暗礁にスケグをひっかけた、と思った。ウェイブのスケグは短かいのでまさかひっかけてしまうとは思わなかった。
水を蹴る足が岩礁に触れる。
それで怪我をしないように上半身の動きだけでウォーターして再び、沖をめざす――そして、沖ノ島のさらに沖まで出た。風はインサイドよりも少し強い。しかし、それでも風は足りない。アンダーだ。かなり沖までいって方向転換して岸に戻ったが、一度もプレーニングしなかった。
ビーチにウィンドの道具を上げ、海をふりかえり、ぼくとすれちがいでスラロームで出艇していったSさんがプレーニングしているのを見た。
半分投げやりな気分になって車からスラロームのセットをひっぱりだした。
7.5 に DROPS9'6"。ひさしぶりの組み合わせだ。
セイルを張っていて上から二番目のパネルが裂けた。ちょうどセイルナンバーのところで裂目が止っていた。リペアしようとして、ダウンのテンションをかけたままだとできないことに気づくまでしばらく時間がかかった。試行錯誤の末、それに気づき、セイルをいったん、ばらしてからリペアし終えてセッティングが終了する。
ちょうどぼくのウェイブの道具で出艇していたTが戻ってきた。
どう、と聞くと、5.7 のセイルのわりにパワーがないねー、とのこと。これじゃ、山田先生は走らないよ、という。
なんとなくTの足元のウェイブボードのボトムを見てぎょっとなった。ボトムに傷がある。よくよく見ると、何か所か、ある。ぼくが最初にゲッティングアウトしたときにやったのだろう――それにしてもスケグだ、と思っていたのだが、ボトムをひっかけていたとは。セイルは破るわ、ボードは壊す。
――さすがは厄年。
笑うしかない。
DROPS9'6" で出艇した。
Tも自分の道具で出艇。DROPS9'6" に 8.4 のセイルだ。
沖ノ島のすぐ風下側まで上り、セイリング。ほぼ同じラインにTもいる。ガスティな風の中、ぼくは走ったり止ったりをくりかえす。Tはだいたいつねにプレーニングしている。定置網があるので、本栖湖の半分ぐらいのショートコースを何度も往復する。
一発目のジャイブで 7.5 のセイルに振り回されてしまった。
最近ずっとウェイブの道具ばかりを使っていたのですっかりジャイブが適当になってしまっていたらしい。Tとからんでセイリングしながらなんとか去年までできたはずのスラロームでのジャイブを思い出そうとしたが、だめ。全然、思い出せない。
ジャイブと走り出しで完全にTに負けてしまっている。
プレーニング時の最高速はまだ、ぼくの方に分があるみたいだが、以前ほど差が感じられない。Tが速くなっているのだろう。なるべく膝をのばして大きく乗るようにしているのがわかる。
喉がからからになるまで乗りつづけた。
一休みいれてからまた出艇した。
風はさらに落ちはじめていた。
Tは今日は早く帰るというので、上がり。Sさんはボリュームのあるスラロームの板に乗りかえて出艇。しばらくはぼくもSさんもプレーニングしていた。その間にジャイブを何度か、試み、ほんの少しだけジャイブを思い出す。
去年はこれよりうまかったはずなんだな。
――夢だったのだろうか。
プレーニングしなくなってきた。
パンピングでなんとか、プレーニングできていたが、それも長くはつづかなかった。
ラインを高さを維持できなくなってきてタックを打つようになった。
しばらく往復していたが、今日の風は終わりだな、と判断してランニングで菊名海岸へ着岸。
曇り空だったので油断して日焼止めを塗るのを忘れていたことを思い出した。
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Takehiro Yamada