今年はいまいち




2002 年 2 月 11 日(月)建国記念日
御前崎菊川河口
晴れ
Sail:CORE 5.3(NEIL PRYDE) Board:WAVE265(MISTRAL)



 今年の御前崎は不調だ。
 週末のたび、訪ずれていた去年が嘘のようだ。
 風も波もいまいち――今年の冬はどうやら外れ年になる予感がする。
 車中泊で一晩を過ごし、菊川の朝を迎えた。9時には風がはいりはじめた。が、弱い。それでもP社のIさんはさっさと海に出ていった。
 半分羨ましがりながらも――残りの半分はあきれていた――T、Sさんと風待ちにはいる。風速計がわりのプールには風が当たっていたが、まだまだだった。
 10時をまわったところでなんとか、風が入りだす。
 期待が大きすぎるのか、ものすごく吹いてくるような気がしてしかたがない。昨日から張りっぱなしのセイルを小さめのものに変えようか、迷うほどだ。
 実際にはそれほどどん吹いているわけでもなく、5.3 のセイルに浮力のある MISTRAL のボードで出艇した。
 波も小さい。
 昨日とかわらないコンディション。しかし、夕方まで時間はたっぷりとある。休み休みのんびりと乗る。
 午後、少し風が上がってきた。セイルもボードも変えるほどではなかったが。
 あいかわらず、Tは喜々とセリングしている。
 ――自分の意思でジャンプできることが多くなった、と。
 うしろをついていったときに目の前でジャンプされた。蹴り出しのタイミングが若干、遅れたのだろう。ボードのテイルが落ちている。
 ふっふっふっ。手本を見せてあげよう、とTを抜き、前に出た。
 とろいうねりでジャンプ。
 いまいちだったな、と思いつつ、ふりかえると、Tは沈していた。
 ――あれ? おれのせい?


 Sさんも去年までとちがい、ゲッティングアウトにそれほど苦しまなくなっていた。
 楽しそうだ。


 ぼくはあいかわらず、アウトのジャイブに失敗している。


 Sさんがデジカメで撮ってくれるというので、気合いをいれて出艇した。
 ここはジャンプするしかないでしょう。
 下らせ、パンピング!
 加速!
 加速!
 加速!
 ――足を滑らせた。
 そのまま、わけがわからない状態で沈。なんてことだ。唯一の救いは撮られてなかったことだ。


 帰りもあるので今日は夕方早めに上がる。
 昨日の方が集中していたな、と思いつつ。


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Takehiro Yamada