
あまりいい日ではなかった
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2001 年 10 月 27 日(土)
三浦菊名海岸
晴れ
Sail:RX1 9.3(NEIL PRYDE) Board:バーレープロト
どうしてだか、知らないが、三浦は午前中、風が吹くことが多い。
夜明けとともにだいたい気温が上りきる正午ぐらいまで。その朝の風を狙って三浦の某所に泊りこんでいたのだが、すっかり寝坊してしまった。
Tがたずねてきた音が目醒めた。
それでもいったん朝の六時ぐらいに目を醒し、外の様子を聞いていたので風は吹いていないものと思っていた。それが吹いているという。
のそのそと冬眠明けの熊のようにシュラフから抜け出てみると、海ではプレーニングしたウィンドが走り回っていた。
まだ、九時前だったのであと一時間はじゅうぶん乗れる。そう思ってのんびりと朝飯でも食ってセッティングをはじめた。海岸では実連のスクールが行なわれていた。
――セイルを張るのに時間がかかってしまった。
理由はわかっている。
はじめて装着したカニンガムでとまどってしまったのだ。ストッパーをブームに取りつけてシートを通して……などとやっている間に時間はまたたく間に過ぎた。
出艇したときには十時を回っていた。
ブローはそれなりに強く、それをつかむと軽くプレーニングする――が、それがうまくつかめない。セッティングが全然、合ってなかった。ブームを握る場所にカニンガムのストッパーがある。乗りづらい。
沖ノ島より沖にでると 9.3 のセイルではオーバーの風。風波を膝で吸収しながら――板はまだまだ、跳ねてしまっていたが――上りをとる。身体の動きが悪い。むちゃくちゃへたになっていてショックを受けた。
ジャイブしてセイルを返した瞬間、アウトホールラインが緩んでしまう。カニンガムのストッパーからシートが外れたのだ。とにかくそれを反対側から引いてセイルにテンションをかけてビーチまで戻った。
ドライバーを持ってきてストッパーの位置を換えたり、シートのねじれを直したりして再び、海に出たときには風は落ちだしていた。沖ノ島の向こう側まで行ったが、プレーニングしなかった。終った。微風セイリング。マスト荷重の練習だと乗っていたらバランスを崩して前に倒れてしまった。あやうくブームパンチでボードのノーズを欠けさせるところだった。
しばらく微風の練習をしていたが、身体の動きが悪い上に猪苗代のレースでぼくをコテンパンに叩きのめしてくれたK藤さんにやはり、まったくかなわないことを再認識してめげた。
こそこそとビーチに上がってこっそりと道具を片付ける。
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Takehiro Yamada