
15th Mid Cup 2001
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2001 年 09 月 29 日(土)
浜名湖佐久米海岸(佐久米神社)
晴れのち、曇り
Sail:RX1 9.3(NEIL PRYDE) Board:バーレープロト
基本的にセルフサービスのガソリンスタンドのガソリン――ぼくの場合は軽油だが――の値段は安い。東名高速厚木インターチェンジの近くで軽油リッター 68 円というスタンドを見つけた。
安い――行きすぎたのをわざわざUターンしてきてそのガソリンスタンドにはいった。
セルフなので自分で操作しなければ、いけない。クレジットカードはあつかってなかったのでしかたなく、端末の入金口に一万円をいれた。そして、ノズルをはずそうとして給油口の向きをまちがっていることに気づいた。
場所をかえようと思って端末の前に立った。
しかし、どこにも取り消しボタンのたぐいがまったく見当たない。
へんだなぁ、と思いながらしかたないので車の向きを 180 度、かえて給油した。
金額は三千円ぐらい、と表示された。端末の前に戻っておつりがでてくるのを待った。
プリペイドカードで出てきた。おつりがプリペイドカードに化けてしまった。
よくよく見るとそのように説明文が書かれてある。
それでもむかついて事務所へ行く。
事務所の窓口に「顧問弁護士なにがし」と札がたてられているのを見てますます、腹を立てる。違法でなきゃ、いいっていうんかい。
わりとあっさり換金してくれたが、二度をいくもんか。
フル高速で大会会場までいったので、十分、時間には間にあった。
F島さんはすでに到着していた。ゼロセイルをセッティングしている。N沼さん、I藤さん(もしかしたら初対面か?)もいる。天気はよく、風はない。のんびりとしている。
SさんとぼくがあたりをうろうろしていたらTの車がはいってきた。昨晩、出発しているので朝飯を食いにいっていたのだろう。車のハイルーフにはM下さんのロングボードがのっている。どんどん彼の車はウィンド車になっていく。
ビーチでTとSさんのニューボードを見せてもらう。
ファナティックのファルコン90。
最近、この手のボードを見ても違和感を感じなくなってきた自分がおそろしい。
ふたりとも同じボードなのだが、Tの方は前の持ち主がかなりいじっているらしく、ボード後端にベロがついていたりする。
Sさんのもう一艇のニューボード――バーレーのスラロームボードも見せてもらう。細身のボードだった。ぱっと見、スピードボードだ。そのくらい細い。速そうだ。その分、上らないような感じ。ダウンウィンドスラロームに使うつもりなのだそうだ。
スキッパーズミーティングのあと、ウェイティング。
今回の大会はレースボードクラスとオープンクラスは別スタートになる。
オープンクラススタート後、レースボードクラスのスタートシーケンスがはじまる。その差は五分。1上までに抜きますよー、とF島さんにいわれてしまった。はっきりいってぼくの方にも抜かれない自信はまったくない。
抜かれるだろう。
いや、抜かれないはずがない。
風はふれたり、上がったり、落ちたりで安定せず。
なかなかレースははじまらない。今日は不成立かな、と思っていたら本部前に召集がかかった。今日のレースをどうするか、ということの話し合い。基本的にレースボードクラスが可能なので、とにかくレースをやるという方向。オープンクラスは三メートル以上、吹いたならレースをやる、という。
えっ? 三メートル?
それで今のボードはプレーニングしてしまうの?
本部艇に今日のレースの方向を連絡して、海上の様子の情報がわかる。三メートル以上、吹いているという。風がはいりはじめていた。
レース海面に向かう。
ぼくすら、プレーニングする風がはいっていた。
かぶってきた帽子が飛ばされてこまる。
先にレース海面にたどりついてい人たちはコースを走ってみているらしいのが、見えた。かなりかっ飛んでいる。
オープンクラスのスタートシーケンスの途中でアウター船が流されてしまい、シーケンスのやりなおし。思ったより潮の流れがあるのか、油断すると風下に流されてしまう。
ぼくは帽子が邪魔なのでアウター船にたのんであずかってもらった。
アウター船が流されたあとはスタートラインの見通しをとる余裕がなかった。上下どっちが有利なのか、わからない。とにかくと本部艇側へ。レースボードが陣どっていて若干出づらい。それでも参加人数が三十数名――オープンクラスは十名――なのでなんとか、間をすり抜けてスタート。下スタートした艇がすっ飛んでいく。下有利だったか――。
ぼくはいきなり走らない。
それでもT、Sさんには先行したのはわかった。ぎりぎりでスタートラインを切ってすぐにポートに返す。本部艇を掠め、右海面へ。トップ集団はぎゅーんという感じでフルプレーニングして上っていく。こちらもなんとか、プレーニングしているが、上らせることができない。十メートルぐらい風上をT、Sさんがプレーニングして抜いていった。
終った。
もう彼らを抜くことは不可能だ。
それ以前に上マークはどこだ?
右に突っこんで左に戻り、また、右海面へ。全然、上っていない。クローズで走っているつもりなので、全然、風景がかわらない。潮の流れに上りが殺されているのか?
レースボードクラスがスタートしたのが見えた。ぼくはまた、右にいって左へ。あいかわらず見える風景がかわらない。上っていない。そうこうしているうちに風が落ちたのか、ポートでプレーニングしなくなる。
どうも左にいくと、風が強くなっているような気がするが、いずれ、右にも戻ってこなければいけない。
Tが2上のマークを探してぼくの方まできた。
「二周目?」と聞くので、
「1上」と答える。
そのまま、Tは右へ突込んでいったが、2上はずっと左のはずだ。
練習モードに切り換えてセイリング。とにかく1上ぐらい目標にしよう。すごく乗りづらいのはなぜか――と考えて気づく。ライフジャケットが喉にあたって苦しい。とても邪魔だ。
ぼくはウェストハーネスなのでライフジャケットが持ち上がっているのだ。
それにしてもどうしてポートはこんなに走らない?
スタボーはぎりぎりだが、プレーニングするというのに。ハーネスの位置をかえてみたりする。でもうまくないなぁ。
1上にたどりつく前にレース海面からセイルがなくなってしまった。
時計を見るとスタートしてから一時間近く経っている――もうそろそろ第2レースだな、とスタートへ戻る。下らせている途中でSさんを見かける。そのまま、Sさんはゴール。ぼくはゴールのはるか下を通って選手がたまっている場所へ。
第2レースも本部艇側からスタートした。
スタートラインでTが沈してセイルアップしている。Sさんはスタートラインの下側に姿がちらちと見えた。ぼくはスタボーでポートからきていた二艇の前を横切ってタック。ポートで右へ。でもプレーニングしない。じりじりと進んでいくと、第1レースと同じように風上十メートルぐらいをT、Sさんにぶち抜かれた。
練習モードオン。
レースにまったくならんなぁ。
あまりの差にまったく悔しさを感じない。
とくにポートで板を走らせる練習。ブローでパンピングしてプレーニングさせてみる。でもそのプレーニングを維持することができない。
レース後半、レースボードクラスが下マークを回航しているころから風が上がってきた。レースボードクラスが2上を回るのにまじって1上をぼくも回航。次のマーク――ぼくにとっては1サイド、レースボードクラスでは二周目のサイド(サイドといいながらも若干の上りだったけれど)――までの間にレースボードクラスを五艇ほどまくる。
下をまわって――下マーク近くで沈してしまったが――2上。ちょうどそのころSさんはゴール。上っていっている途中で風がどんどん振れてしまう。その途中で、マークを回収しはじめたので、岸へ戻る。
うーん。
全然、ゴールできなくなってしまった。
DNF、DNFで実連オープンクラス7位。
Tが3位に入賞する。とくに第2レースはレースボードクラスに抜かれることなく――五分の先行は許されていたにしろ――、実連オープンクラス2位でゴール。えらい奴だ。ようやくレースになった、と喜んでいた。
Sさんはずいぶんへこんでいたが――第2レース1上でトラブったらしい――ぼくは笑うしかなかった。
いいわけはいっぱいあるけど、基本的にはへたくそだなぁ。
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Takehiro Yamada