バイアス




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2006/09/05up



 株をはじめてやはり、いろいろとあちらこちらのホームページやブログをのぞいたわけだ。今でも毎日のように見ているサイトがけっこうがあったりするのだが、それらのサイトのいくつかでは自分の保有銘柄を公開していたりする。
 自分の銘柄選択に自信がないこともあってよくそれらをのぞいていたのだが、最近ではなるべく見ないようにしている。
 自信ができたからではない。
 バイアスがかかるからだ。
 具体的には「ダイオーズ」と「クリップコーポレーション」という二社が銘柄選択にひっかかり、検討した結果、投資対象としては魅力的に思えたのだけれど、割安というにはやや株価が高すぎた。ぼくの判断では、フェアバリューというところだろう、というので、見送ることにしたのだが、バリュー投資のいくつかのサイトで上記の二社の名前を見つけ、遅すぎたか、と臍を噛んでいた――ところが、某サイトで「ダイオーズ」を購入しているのを見て我慢できなくなり、買ってしまった。
 完全にそのサイトに影響を受けての行動だった。
 買った直後から株価は下げ、後悔の嵐。
 すぐにロスカットしたのだが――運よく、株価が戻したときに売ることができたので、マイナスではなかった。それ自体はラッキーだったのだけれど、魅力的だが、買わないと決めたその判断は何だったんだ、と思い返すこともしばしばであった。
 結局、冷静に分析してみると、やはりバイアスがかかっていたのだ。影響を受けていた。ちがう銘柄を選択するという逆のバイアスがかかる可能性のことも考えると、他人の銘柄など、見ない方がよい。


 実は「クリップコーポレーション」も思わず、買いに走りそうになっていたりする。
 こちらは大株主に竹田和平の名前を見つけた瞬間であった。
 別に「ダイオーズ」と「クリップコーポレーション」がよくなかったというのではない。実際、この二社の株は調整局面でもあまり下げず――なので買いにいけなかった――、ぼくの他の所有株の方が爆下げしていたくらいだった。



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Takehiro Yamada